ニュースレターやメルマガ配信は、「文章が良いか」より 回る仕組み が勝負。
MailPoetとWiLL Mail(ウィルメール)は、どちらもメール配信ツールだけど、思想がかなり違う。
- MailPoet:WordPressの中で完結(導入が速い)
- WiLL Mail:外部サービスとして独立(運用を仕組みにしやすい)
このページは推し合戦ではなく、後悔しにくい選び方だけを短く整理する。
関連記事:
- MailPoetは本当に使える?(実務レビュー)
- WiLL Mail(ウィルメール)レビュー
- メール到達率の基本:SPF/DKIM/DMARCと送信方法
- ニュースレター運用テンプレ:週1で回す設計図
- 国産メール配信サービス比較(目的別)に戻る
目次
先に結論(迷うならここだけ)
- WordPress内で完結させたい / とにかく速く始めたい → MailPoet
- 配信を業務として安定運用したい / サイト運用と切り離したい → WiLL Mail
そして、現場で一番多い勝ち筋はこれ。
最初はMailPoetで“型”を作る → 伸びたらWiLL Mail(外部配信)へ移す
判断チャート(30秒で決める)
次の質問に「はい/いいえ」で進めるだけでOK。
1) メール運用をWordPress内で完結させたい?
- はい → MailPoet
- いいえ → 次へ
2) メール運用を“サイト運用(WP更新・プラグイン・サーバー)”から切り離したい?
- はい → WiLL Mail
- いいえ → 次へ
3) 今はとにかく最短で配信を回したい?(設定で止まりたくない)
- はい → MailPoet
- いいえ → 次へ
4) 担当者交代やチーム運用を前提にしたい?
- はい → WiLL Mail
- いいえ → MailPoet
比較表(実務で差が出るポイントだけ)
| 観点 | MailPoet(WP内完結) | WiLL Mail(外部配信) |
|---|---|---|
| 導入スピード | 速い(WP内で完結しやすい) | 速い〜普通(運用設計が前提になりやすい) |
| 運用の安定 | WP環境の影響を受けることがある | サイト運用と切り離せる分、安定しやすい |
| 拡張の方向 | 「ブログ運用の延長」で強い | 「配信運用の仕組み化」で強い |
| チーム運用 | できるがWP管理とセットになりやすい | 業務として分担を作りやすい |
| 移行のしやすさ | 設計次第(WP側依存が出やすい) | 外部配信運用として整理しやすい |
| 送信の土台 | 送信方法の選択が重要(ここで差が出る) | ここも結局“設定と運用”が重要 |
| 向いてる開始地点 | 0→1(最初の型作り) | 1→10(継続配信の型作り) |
| よくある失敗 | WP内に詰め込みすぎて運用が重くなる | 最初から設計を盛って止まる |
※どちらを選んでも「到達率」は魔法ではない。土台は共通。
→ メール到達率の基本
どっちを選んでも共通で必要なこと(ここ落とすと全部負ける)
1) From(送信元)を独自ドメインで固定する
例:newsletter@yourdomain.com
送信元がブレると、読者の信頼も運用も崩れやすい。
2) SPF/DKIM/DMARCを“観測→強化”で整える
最初から強い拒否設定にすると、設定ミスが即事故になる。
まず観測して、送信元を洗って、強める。
3) 解除導線をわざと分かりやすくする
解除が見つけにくいと、解除ではなく「迷惑メール報告」になって評判が死ぬ。
“解除しやすさ”は到達率の守り。
おすすめパターン(よくある選び方)
パターンA:最短で始めたい人
- WordPress内で完結したい
- 更新通知や短いニュースレターから始めたい
- まずは運用を止めずに回したい
→ MailPoet
パターンB:配信を業務として安定運用したい人
- サイト運用とメール運用を切り離したい
- 担当者が変わっても回る仕組みにしたい
- “運用の型(手順)”を作って回したい
→ WiLL Mail
パターンC:伸びたら移行する前提で始めたい人(現実的に多い)
- まずはMailPoetで開始して、運用の型を固める
- 登録者が増えてきたら外部配信へ移行する
→ MailPoet → WiLL Mail(外部配信)
乗り換え前提で“最初から”やっておくとラクなこと
移行で詰まる原因は、だいたい「タグ/セグメント」と「導線」が散らかること。
1) タグは増やしすぎない(命名だけ整える)
おすすめ命名例:
src:post(記事末フォーム)src:footer(フッター)topic:mailpoet(テーマ)
「どこから入ったか」「何に興味があるか」だけ分かれば、移行で十分回る。
2) フォームの置き場所を絞る
“全ページに出す”より、関心が高いカテゴリ(例:メール配信系)の記事末に絞ると、導線がきれいで移行もしやすい。
それぞれを選ぶときの注意点(ここだけは知っておく)
MailPoetの注意点
- 送信方法(送信サービス/SMTP/サーバー送信)を曖昧にすると、到達率や遅延で悩みやすい
- WP更新やプラグインの影響を受ける場面がある(運用を詰め込みすぎると重くなる)
→ まずは MailPoet初期設定の手順 を“詰まらない順”にやるのが早い。
WiLL Mailの注意点
- 最初から設計を盛りすぎると止まる(セグメント・自動化は最小から)
- 料金は「何に比例して上がるか」だけ先に確認(数字そのものより伸び方)
まとめ:選び方は「機能」じゃなく「運用の形」
- MailPoet:WordPressの延長で、最短で始めるのが得意
- WiLL Mail:配信を独立させて、継続運用を仕組みにしやすい
- よくある勝ち筋:MailPoetで型 → 伸びたら外部配信へ
次に読む(関連記事)
- MailPoetは本当に使える?(実務レビュー)
- WiLL Mail(ウィルメール)レビュー
- メール到達率の基本:SPF/DKIM/DMARCと送信方法
- ニュースレター運用テンプレ:週1で回す設計図
- MailPoetの初期設定:最初に詰まらない手順

コメント