MailPoetは「WordPress内で完結するニュースレター」を始めるにはかなり優秀。
でも、運用していくとこういう壁が出てくる。
- 配信の到達率や送信基盤をもっと安定させたい
- セグメントや自動化(シナリオ)を濃くしたい
- CRMや広告、営業まで含めて統合したくなった
- 「WordPressの中に全部ある」運用が逆に邪魔になってきた
この記事では、MailPoetの“代替”として現実的な選択肢を5つに絞って、用途別に最短で決められるようにまとめる。
目次
先に結論:用途別おすすめ早見表
| やりたいこと | 最有力 | こういう人に刺さる | 向いてる規模感 |
|---|---|---|---|
| まず無難に始めたい(バランス型) | Mailchimp | “迷いたくない”、テンプレと基本機能で十分 | 小〜中 |
| クリエイター/個人で育てたい(シナリオ中心) | ConvertKit | 「登録→教育→販売」の流れを作りたい | 小〜中 |
| コスパ良く伸ばしたい(万能寄り) | Brevo(旧Sendinblue) | メール+軽いCRM+自動化を一体でやりたい | 小〜中〜大 |
| シンプル運用で管理したい(軽量) | MailerLite | 余計な機能いらない、わかりやすさ最優先 | 小〜中 |
| 営業/サポートまで統合したい(B2Bガチ勢) | HubSpot | メールを“事業運用の中心”にしたい | 中〜大 |
※料金は改定されやすいから、最後は公式の料金ページで確認する前提で。ここでは「運用の相性」を優先してる。
選び方のコア(ここだけ見れば失敗しない)
代替ツール選びは、結局この3つで決まる。
1) 送信基盤(到達率)にどこまで責任を持ちたいか
2) 自動化(シナリオ)をどこまでやるか
3) メール以外(CRM/フォーム/広告/営業)まで一体運用したいか
MailPoetは「WordPress内の一体感」が強み。
代替を選ぶときは逆に、WordPressから“少し外へ出る価値”があるかで判断すると速い。
1) Mailchimp:迷ったらこれ(バランス型の王道)
強いところ
- とにかく「スタンダード」な運用ができる
- テンプレが豊富で、初期の見栄えが整いやすい
- 事例が多い=詰まったときに解決情報が見つかりやすい
弱いところ
- “シナリオ深掘り”を始めると、設計の沼に入りやすい
- 料金や機能がプランに依存しがち(成長すると判断が必要)
こういうときの代替として最高
- MailPoetから「外部ESPに移したいけど、まず無難に」
- チーム運用で、属人化させたくない
2) ConvertKit:ニュースレターを“資産化”したい人向け
強いところ
- 「登録→教育→販売」の流れ(自動化)が作りやすい
- 文章中心のニュースレターと相性がいい
- “個人〜小規模”が伸びたときに運用が崩れにくい
弱いところ
- エンタープライズ的な運用(複雑な権限・大規模組織)には向きにくい
- UIや概念が独特で、最初に慣れが必要なことがある
こういうときの代替として最高
- ただの更新通知じゃなくて「読者を育てたい」
- 1本のテーマで深く積む(SaaS特化と相性いい)
3) Brevo(旧Sendinblue):コスパで伸ばす万能型
強いところ
- メール配信だけじゃなく、軽いCRM寄りの運用も一緒にできる
- 自動化もそこそこ強い
- 「MailPoetの次」に置きやすいバランス感
弱いところ
- 何でもできる分、最初の設計が雑だとカオスになりやすい
- “理想の運用”を詰めすぎると逆に重くなる
こういうときの代替として最高
- 「今は小さいけど、伸びたときに困りたくない」
- メール以外も少し触りたい(ただしHubSpotほど重くしたくない)
4) MailerLite:軽さと分かりやすさ最優先
強いところ
- UIがわかりやすい(迷いが少ない)
- “必要最低限で回す”に向いてる
- 小規模のニュースレター運用が気持ちよく続く
弱いところ
- 複雑な条件分岐や高度な設計には限界がある
- 事業の中心に据えるほどの統合性は薄め
こういうときの代替として最高
- 「難しいことしたくない、でもMailPoetは外に出たい」
- “運用者が1人”で回す前提のニュースレター
5) HubSpot:メールを“事業運用の中核”にするなら
強いところ
- CRMとつながる=メールが「営業/顧客管理」と直結する
- B2Bで「問い合わせ→商談→顧客化」まで一本化しやすい
- 仕組みが作れる(属人化しにくい)
弱いところ
- 重い(思想もコストも)
- “ただニュースレターやりたいだけ”だと過剰装備になりやすい
こういうときの代替として最高
- SaaS特化ブログから、将来「リード獲得→商談」までやる
- すでにCRM運用に片足突っ込んでる
代替を選ぶ前に:5つの質問(これで絞れる)
- メールは「更新通知」?それとも「教育・販売」?
- セグメントはどれくらい必要?(2〜3個で足りる?それ以上?)
- 購読者が増えたとき、誰が運用する?(自分だけ?チーム?)
- 1年後に「CRMやフォーム」も統合したい?
- “移行の自由”を残したい?(データ持ち出しが重要?)
この答えで、だいたい決まる。
MailPoetからの移行で詰まりやすいポイント(先に潰す)
1) 同意ログ(オプトイン)の扱い
- どこで、どう同意を取ったか
- ダブルオプトインを使ってたか
ここが曖昧だと、移行先で運用が気持ち悪くなる。
2) タグ/セグメントの設計
移行前にやるべきはこれだけ。
- タグを“整理して減らす”
- 命名ルールを統一する
(例:src:footer/src:postみたいに由来で揃える)
3) フォーム導線の作り直し
WordPress内で完結してた導線が、外部ESPに移ると作り直しが必要になる。
ただしこれは、作り直せる=運用が整理されるってことでもある。
まとめ:Opsoryのおすすめは「目的で割り切る」
- 無難にいくなら:Mailchimp
- ニュースレターを資産化するなら:ConvertKit
- バランス良く伸ばすなら:Brevo
- とにかく軽く続けるなら:MailerLite
- 事業運用の中心にするなら:HubSpot
MailPoetは悪くない。
ただ、伸びたときに「WordPress内完結」が足枷になる場面がある。
そのとき、外部ESPへ出るのは“負け”じゃなくて、次の段階に進む合図。
次に読む(関連記事・作成予定)
- MailPoetの初期設定:最初に詰まらない手順(準備中)
- メール到達率の基本:SPF/DKIM/DMARCと送信方法
- ニュースレター運用テンプレ:週1で回す設計図(準備中)

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