メール配信ツールは「機能が多いほど良い」ではなく、運用が止まらないほど強い。
ブラストメール(blastmail)は、国産のメール配信サービスの中でも「一斉配信を現実的に回す」方向に寄った選択肢として検討されやすい。
この記事では、推しポイントから入らずに、導入・運用で困りやすい順に「向き不向き」を整理する。
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目次
先に結論:ブラストメールが向いてる人 / 向いてない人
ブラストメールが向いてる人
- とにかく「一斉配信」を安定して回したい(運用を複雑にしたくない)
- HTMLメールも扱うが、まずはテンプレ+定期配信で十分
- 担当者1人〜小規模チームで、配信作業をルーチン化したい
- “CRMやMAの全部入り”を最初から前提にしていない
ブラストメールが合わない可能性がある人
- 複雑な条件分岐の自動化(MA)を最優先にしたい
- 「問い合わせ→商談→顧客化」までCRMと一体で回したい
- 外部DB連携や高度なシナリオ設計を初期から重く組みたい
ブラストメールを評価するときの軸(ここだけ押さえればOK)
メール配信ツールは、結局この7点で差が出る。
- 送信の土台(到達率の整備をしやすいか)
- 運用性(毎週/毎月、止まらず回るか)
- リスト管理(整理が破綻しにくいか)
- テンプレ運用(毎回ゼロから作らなくて済むか)
- 効果測定(最低限、クリックを見る導線があるか)
- 料金の伸び方(増えた時に「詰み」にならないか)
- 移行しやすさ(データ持ち出し・設計の綺麗さ)
実務目線の強み(ブラストメールが刺さるところ)
1) 一斉配信を「作る→送る→振り返る」のループで回しやすい
ニュースレターやメルマガは、結局は週次・月次の作業になる。
このループを軽く回せる設計だと、継続できる。
2) “機能を盛りすぎない”運用に寄せやすい
最初から自動化やセグメントを盛るほど、運用は止まりやすい。
一斉配信中心の設計は、止まりにくい。
3) 国産運用の安心感(手順・サポート文化の相性)
日本語の購読者・国内の運用フローで回す前提なら、運用の摩擦が減ることがある。
注意点(ここが詰まりポイントになりやすい)
1) 到達率は「ツール変更」だけでは上がらない
メールが届くかは、ツールよりも“送信者としての整備”が効く。
最低限やること:
- From(送信元)を独自ドメインで固定する
- SPF/DKIM/DMARCを整える(まず観測→後で強化)
- 解除導線を分かりやすくする(苦情率を下げる)
2) リストとタグの設計を雑にすると、後で移行が痛い
最初にやるべきは「増やさないこと」。
おすすめ:
- リストは1つから(Newsletter など)
- タグは「流入元」だけ(例:
src:post/src:footer)
3) “配信頻度がブレる”と解除が増えやすい
配信は気分で上下させるほど壊れる。
週1でも月1でもいいので、まず固定する。
→ 週1運用テンプレ
ブラストメール導入前チェックリスト(10項目)
- [ ] 配信目的を1つに固定した(ニュースレター / 一斉告知 / 販促)
- [ ] Fromを独自ドメインで固定する(例:newsletter@yourdomain)
- [ ] DNS編集できる状態にした(SPF/DKIM/DMARCのため)
- [ ] 解除導線は“分かりやすくする”方針にした
- [ ] リストは最初1つで開始(増やしすぎない)
- [ ] タグ命名ルールを決めた(例:src:post / src:footer)
- [ ] 送信頻度を固定した(週1/隔週/月1)
- [ ] 主役リンクを絞る(リンクを増やしすぎない)
- [ ] テスト配信で届くを確認(Gmail/Outlook等)
- [ ] 伸びたら移行する可能性を残す(エクスポート前提)
他サービスとの使い分け(最短の判断)
「ブラストメールが良い/悪い」ではなく、目的で割り切るのが正解。
- “一斉配信をシンプルに回す”に寄せたい → ブラストメール寄り
- “配信運用をDB的に管理し、拡張も視野” → WiLL Mail寄り
→ WiLL Mailレビュー - “メールマーケを支援つきで回す(機能+サポート)” → 配配メール寄り(比較ハブ参照)
- “超大規模・要件が重い” → エンタープライズ寄り(比較ハブ参照)
- “WordPress内で最短スタート” → MailPoet寄り
→ MailPoetレビュー
国産の全体像はここで整理:
まとめ:ブラストメールは「一斉配信を止めずに回す」選択肢
ブラストメールは、運用を複雑にしすぎず、一斉配信を継続する用途で検討しやすい。
ただし勝負は結局、ツールよりも
- 送信ドメイン整備(SPF/DKIM/DMARC)
- 解除が簡単で、苦情率が低い運用
- 配信頻度とテンプレを固定して回す設計
この3つで差がつく。

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