メール配信ツールって、結局「配信できるか」じゃなくて、
届くか / 回るか / 増えても詰まないか が勝負になる。
配配メールは、その中でも 「メールマーケを“運用”として回す」 側に寄った国産サービス。
テンプレ・フォーム・セグメント・効果測定まで揃っていて、運用相談や導入支援も含めて検討されやすいタイプ。
目次
関連記事(先に全体像を掴む)
- 国産メール配信サービス比較:WiLL Mail / ブラストメール / 配配メール / Cuenote FC / KAGOYA MAIL(目的別に最短で選ぶ)
- メール配信システムの選び方:目的別チェックリスト20(ニュースレター/一斉配信/MAの分岐つき)
- メール到達率の基本:SPF/DKIM/DMARCと送信方法(WordPressニュースレターでも効く)
- ニュースレター運用テンプレ:週1で回す設計図(MailPoetでも外部ESPでも同じ)
先に結論(迷うならここだけ)
配配メールが向いてる人
- セグメント配信・フォーム・効果測定を“一式”で揃えたい
- 社内に詳しい人がいない/属人化させたくない(手順化・相談込みで進めたい)
- 配信頻度が高い(定期配信+キャンペーン配信が重なる)
- 「メールを送る」だけじゃなく 改善(数字→次の打ち手) まで回したい
配配メールを避けた方がいい人
- とにかく最安で一斉配信だけ回したい(機能は最小でいい)
- WordPress中心で「更新通知」から最短で始めたい(まずはWP内完結が気楽)
- メール単体ではなく、CRM/MA(スコアリング・営業連携)まで最初から統合したい
→ その場合はカテゴリが変わる(メール配信システムではなくMA/CRM領域)
配配メールを評価するときの軸(ここだけ押さえればOK)
メール配信ツールは、結局この7点で決まる。
- 到達率の土台(SPF/DKIM/DMARC+運用)
- 運用性(担当交代・ミス防止・テンプレ)
- 顧客/リスト管理(整理しやすいか、持ち出せるか)
- セグメント(条件で絞って配れるか)
- 分析(開封/クリック/改善が回るか)
- 連携(CSV運用で足りるか、将来の拡張は?)
- 料金の伸び方(何に比例して上がるか)
配配メールの強み(実務で刺さるところ)
1) 「必要なものが最初から揃っている」
配配メールは、メール運用に必要な要素(テンプレ・フォーム・セグメント・効果測定)が最初から前提にある。
結果として「後から継ぎ足して破綻する」パターンが起きにくい。
2) セグメント配信が前提で設計されている
「全員に同じものを送る」から一歩進んで、
属性・反応(開封/クリック等)で出し分けるのがやりやすいタイプ。
→ “一斉配信の次” に進みたいチームに向く。
3) 効果測定が“改善のため”に用意されている
メール運用で怖いのは、配信して満足して終わること。
配配メールは「開封/クリック」を見るだけじゃなく、勝ちパターンを探す方向に寄っている(A/Bテストや分析系の機能がある)。
注意点(導入前にここだけ潰すと勝ちやすい)
1) 機能が揃ってる分、運用ルールがないと散らかる
便利機能がある=勝ちではなく、
「何を使わないか」まで決める方が運用は安定する。
おすすめはこれ:
- 最初は「配信グループ1つ+タグ最小」
- テンプレは1つ固定(ヘッダー/フッター/解除導線)
- 指標は3つだけ(クリック/解除/苦情)
2) 開封率は“万能”じゃない(HTML前提)
開封計測は一般的にHTMLメール前提で、受信側の設定や画像ブロックで揺れる。
だから最初から「開封率で一喜一憂」より、クリック(行動)中心で見る方が改善が速い。
3) 料金は“総額”より「伸び方」を見る
国産ツールあるあるだけど、料金はプランやアドレス数で変動しやすい。
導入前に見るべきは「安いかどうか」より、
どのタイミングで上がるか(アドレス数/機能/プラン)。
料金の考え方(ここだけ実務で重要)
配配メールは、一般的に
- 初期費用+月額
- プラン+登録アドレス数に応じて変動
みたいな構造になりやすい。
実務でのチェックポイントはこれ:
- 現在のアドレス数(今/6ヶ月後/1年後の見積もり)
- 配信頻度(週1+キャンペーンなど)
- 必要な機能(フォーム/セグメント/分析/A/Bなど)
- チーム運用(権限・分担・承認フローが必要か)
「頻度が高い運用」になりそうなら、配信回数が増えても追加料金が跳ねない設計かは必ず見る。
ざっくり比較:配配メール / ブラストメール / WiLL Mail / MailPoet
| 観点 | 配配メール | ブラストメール | WiLL Mail | MailPoet |
|---|---|---|---|---|
| 得意 | 機能+サポートでメールマーケを回す | シンプルな一斉配信を止めずに回す | 配信を“業務運用”として育てる | WP内完結で最短スタート |
| 向いてる規模 | 中規模〜(伸びても運用で受け止めたい) | 小〜中(ルーチン配信中心) | 中〜(設計を作って運用したい) | 立ち上げ期(0→1) |
| 注意点 | ルールなしだと機能が散らかる | 高度な運用に行くと別軸が欲しくなる | 最初に設計を盛ると止まる | 送信方法/到達率で詰まりやすい |
関連(単体レビュー):
- ブラストメール(blastmail)レビュー:国産一斉配信を実務目線で評価(向き不向き・注意点・代替)
- WiLL Mail(ウィルメール)レビュー:国産メルマガ配信を実務目線で評価(向き不向き・選び方・代替)
- MailPoetは本当に使える?WordPressニュースレター運用を実務目線で評価(メリット・弱点・代替)
導入前チェックリスト(最短で詰まらない10項目)
- [ ] 配信目的を1つに固定した(ニュースレター/キャンペーン/リード育成)
- [ ] Fromを独自ドメインで固定する運用にした(例:newsletter@yourdomain)
- [ ] SPF/DKIM/DMARCの設定ができる状態(DNS編集)になっている
- [ ] 解除導線は“分かりやすくする”方針にした(苦情率を下げる)
- [ ] リスト(配信グループ)は最初1つで開始する
- [ ] タグ命名ルールを決めた(例:src:post / src:footer)
- [ ] テンプレを1つ固定する(ヘッダー/フッター/署名)
- [ ] 指標は3つに絞る(クリック/解除/苦情)
- [ ] テスト配信で受信確認する(Gmail/Outlook/iCloud等)
- [ ] 伸びたときの料金の伸び方(アドレス数など)を把握する
まとめ:配配メールは「配信」じゃなく「運用」を買う選択肢
- 配配メールは、機能が揃っていて “改善まで含めたメール運用” を前提にしやすい
- 一方で、ルールがないと機能が散らかるので テンプレ固定+最小設計 が重要
- 迷うなら「目的→運用→到達率→料金の伸び方」の順で決めると後悔が減る
次に読む(関連記事)
- 国産メール配信サービス比較(目的別)
- メール配信システムの選び方(チェックリスト)
- メール到達率の基本(SPF/DKIM/DMARC)
- ニュースレター運用テンプレ(週1で回す設計図)
- ブラストメール vs WiLL Mail(判断チャート)

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