国産のメール配信サービスで候補に上がりやすい ブラストメール と WiLL Mail(ウィルメール)。
どっちも「メール配信」だけど、得意領域が違う。
- ブラストメール:一斉配信をシンプルに回す寄り
- WiLL Mail:配信を“運用・データ”として育てる寄り(拡張を見据えやすい)
この記事は推し合戦じゃなく、「自分の運用に合うのはどっち?」を最短で決めるための比較。
関連記事:
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目次
先に結論(迷うならここだけ)
- 「週次/月次の一斉配信を、止めずに回したい」 → ブラストメール
- 「配信を“業務運用”として育てたい(送り分け・連携・拡張)」 → WiLL Mail
そして現場でよくある勝ち筋はこれ。
最初はブラストメールで型を作る → 必要になったらWiLL Mail級の運用へ拡張
※もちろん「最初からWiLL Mailで設計を作る」パターンも全然あり。
大事なのは“運用の形”に合ってるか。
判断チャート(30秒で決める)
1) まずやりたいのは「一斉配信(同じ内容をまとめて送る)」?
- はい → 次へ
- いいえ(送り分け/育成が中心) → WiLL Mail 寄り
2) 配信を“毎週/毎月のルーチン”として、手間を増やさず回したい?
- はい → ブラストメール 寄り
- いいえ(設計を組んで育てたい) → 次へ
3) 担当者交代・権限・手順(SOP)まで含めて運用を組みたい?
- はい → WiLL Mail 寄り
- いいえ → 次へ
4) 外部連携(データ連携/自動化)を重視する可能性が高い?
- はい → WiLL Mail 寄り
- いいえ → ブラストメール 寄り
比較表(“実務で差が出る”ところだけ)
| 観点 | ブラストメール | WiLL Mail |
|---|---|---|
| 目指す運用 | 一斉配信を安定運用(シンプルに回す) | 配信を業務運用として拡張(設計して育てる) |
| 初速 | 速い(迷いが少ない運用に寄せやすい) | 速い〜普通(設計するほど“決めること”が増える) |
| 継続のしやすさ | テンプレ+ルーチンで回しやすい | ルール化できれば強い(ただし最初は設計が必要) |
| 送り分け/自動化 | 必要最低限なら十分になりやすい | 送り分け・ステップ・連携を視野に入れやすい |
| チーム運用 | 小〜中規模の運用に向きやすい | 担当分担・権限設計のニーズと相性が良いことが多い |
| “伸びたとき” | 運用は軽いが、要件が増えると別の仕組みが欲しくなることがある | 要件が増えても設計で受け止めやすい |
| 移行のしやすさ | タグ/導線が散らからなければ比較的きれいに移れる | 最初から設計が整うと移行も整いやすい |
| 向いてる人 | とにかく止めずに配信したい人 | 配信を“仕組み”として育てたい人 |
※どっちを選んでも「到達率」は共通の土台が必要。
→ メール到達率の基本
どっちを選んでも共通で必要なこと(ここ落とすと全部つらい)
メール配信で一番多い失敗は「ツールを変えれば届く」と思うこと。
土台は共通。
- From(送信元)を独自ドメインで固定する(例:newsletter@yourdomain)
- SPF/DKIM/DMARCを整える(最初は観測→後で強化)
- 解除導線を分かりやすくする(苦情率を下げる=評判を守る)
- 配信頻度を固定する(週1/隔週/月1でブレない)
テンプレで回すならこれ:
よくある選び方(パターン別)
パターンA:まずは“配信を止めない”が最優先
- 配信は一斉でOK
- 週次/月次でルーチン化したい
- 運用を複雑にしたくない
→ ブラストメール
パターンB:配信を“業務運用”として育てたい
- 送り分けや育成(簡単な自動化)をやりたくなる可能性が高い
- 担当者交代・権限・手順まで作りたい
- 外部連携(データ連携)も視野
→ WiLL Mail
パターンC:最初は一斉配信、伸びたら拡張
- 最初はブラストメールで運用の型を作る
- “必要になったら”WiLL Mail(または同等の運用)へ
→ ブラストメール → WiLL Mail
乗り換え前提で最初からやっておくとラクなこと(両方共通)
移行で詰まる原因は、だいたい「散らかった設計」。
1) リストは1つから(増やしすぎない)
最初は Newsletter の1つで十分。
2) タグは「流入元」だけに絞る
例:
src:post(記事末)src:footer(フッター)src:lp(登録ページ)
3) フォームの置き場所を絞る
全ページより「関心が高い記事末」に出す方が、CVも運用もきれいになりやすい。
まとめ:決め手は“機能表”じゃなく“運用の形”
- ブラストメール:一斉配信を軽く回す(止めない強さ)
- WiLL Mail:配信を運用として育てる(拡張の強さ)
- どっちでも勝敗を分けるのは、到達率の土台とテンプレ運用
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